* TypoGraphy 特集 * 第 4 部

* タイポグラフィによる美しいテキストレイアウト *

美しいテキストレイアウトの作成方法 1



さぁテキストレイアウトをやっていきましょうか。

Pro でも少しお話ししていますが、テキストレイアウトの基本は

文字間(カーニング)をキレイに調整していくことです。

やり方は簡単です。

まずバラバラになっている文字間を1文字づつ詰めていきます。



最後までいったらいい感じになるようそのまま均等に広げます。

これがテキストレイアウトの基本です。

ただ、あまり詰めない方がいい文字や、状況に応じて詰め方を変更する場合もあるので、

これからそのお話をしていきます。




Proportional


やっていきましょう。



幅の細い文字は詰めすぎないようにしましょう。



「 」カギかっこで、内側の文字との間が広く見える場合は、

隣接文字「の内側に滑り込ませて調整してください。



2バイト文字の都合で「 」カギかっこの両側はかなり広く開いています。

ギリギリにならないように少しだけ隙間を開けて、両側との文字間を詰めましょう。



[ ]  { }  などのかっこは大文字であれば上下センターに揃っていますが、

小文字の場合下がり気味ですので上にあげて調整します。



_  _ アンダーバーも下がり気味ですので上にあげて調整します。



「、」は左右の文字との空きが開き気味ですので、ギリギリにならないように

少しだけ隙間を開けて、両側との文字間を詰めましょう。



「です。」で終わる文章の場合、「す」と「。」との間が

かなり開いているように見えるので、「。」を「す」の内側へ少し滑り込ませて調整します。



「 / 」スラッシュは天地位置が割といい加減で、特に大文字スラッシュなんかは

サイズも大きので縮小して天地センターになるよう調整します。



英数字と漢字が隣接している場合、文字バランスが極端に違って見える場合があります。

英字の場合、大文字箇所を漢字の天地少し下になるくらいまで大きくして調整します。

数字の場合も数字全て英字同様に調整します。




まとめ



例えば文章が 2 行だったら、左右ぴったりそろえることでキレイなレイアウトになります。

文字を詰めるだけでなく、美しいレイアウトに収まるよう、

文章を工夫して文字量を調整することも大切です。

あと、文字量が増えていくほど、文字間や行間を広げていくとキレイに見えます。


もちろん必ずこの作業をする必要はありません。

文字全体に意識がいくことが大切なんです。

それだけでテキストレイアウトは美しくなります。



次の第 5 部では、もう少しテクニカルなお話をしています。

よければ。


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